かみ合わせって大事①
- 2023年12月10日
- 小児歯科,予防歯科,にじいろ歯科diary,矯正,歯科診療に関して
こんにちは!
今回はかみ合わせの大事さと、定期健診の必要性を知ってもらいたいと思います。
①なので、②③と続けていく・・・かもしれないです!
全部一気に書くと長くなるので💧
不正咬合はたくさん種類があります
不正咬合とは、かみ合わせや歯並びが悪い状態のことを言います。
「歯並びが悪い」と言うのは簡単です。
しかしその状態はとても一言では言いあらわせません!!
歯並びが悪くなる原因もたくさんあります!
上顎前突(出っ歯)
【症状】
上の前歯や上顎の骨が前に突き出た状態
・口を閉じにくいため口呼吸や乾燥が起こりやすい
→口腔内が乾燥すると身体のバリア機能が低下する
→つまり虫歯や歯周病だけでなく、さまざまな感染症に罹患しやすい
・細菌が繁殖しやすいので口臭も発生する
・筋肉が緩むことが多いので口元のしわや二重あごになりやすい
【原因】
口呼吸、弄舌癖、指しゃぶり、上顎過成長、下顎劣成長、遺伝など
下顎前突(受け口)
【症状】
下の前歯や下顎の骨が前に突き出た状態
・発音が悪くなる
・顎関節症になりやすい
・口を上手く閉じれなく、食事もしづらい
・見た目にコンプレックスを抱きやすい
【原因】
口呼吸、弄舌癖、下顎を前に出す癖、歯の傾斜、上顎劣成長、下顎過成長、遺伝など
鋏状咬合
【症状】
ハサミのように上の歯と下の歯がすれ違っている状態
・上下の奥歯がかみ合わないため咀嚼効率が落ちる
→食事に時間がかかったり栄養を摂りずらい
・異常な力がかかるため歯周病になりやすい
・重度に傾くと頬に刺さり口内炎が継続しやすい
・重症だと下あごがずれて顔が歪むこともある
・検診を受けないと自分では気づきにくい
【原因】
口呼吸、弄舌癖、頬杖、指しゃぶり、骨が小さい、発育不良など
交叉咬合
【症状】
上下の歯のかみ合わせが部分的に逆になっている状態
・上下の奥歯がかみ合わないため咀嚼効率が落ちる
→食事に時間がかかったり栄養を摂りずらい
・偏った噛み方になるため顎に負担がかかる
→顎関節症や頭痛、肩こりになりやすい
・顎がずれるため顔が左右非対称になる
・検診を受けないと自分では気づきにくい
【原因】
口呼吸、偏咀嚼、柔らかい食事ばかり食べる、弄舌癖、頬杖、指しゃぶり、発育不良など
いかがでしょうか。
症状や原因はこれ以外にもあります。これですべてではありません💧
このように、かみ合わせが悪いといっても原因や症状が人によって全く異なります。
そのため個別に審査して治療する必要があります。
しかし、これらには大きな共通点があります!!
それは、幼少期の癖が原因で発症・悪化するという点です。
つまり、
✨幼少期から治療を行えば成人で矯正をしなくても済む可能性がある✨
ということです!
もしくは、人によっては癖を治すだけで!!矯正しなくても治ることもあります✨✨
そのためには✨早期発見✨が非常に大事なんです
口腔の機能を管理して全身の正常な成長を促す
大切なお子様のためにもぜひ定期健診を受けましょう!