保険外診療と保険診療の違い|稲城にじいろ歯科・矯正歯科|稲城市・稲城長沼駅の歯医者

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保険外診療と保険診療の違い|稲城にじいろ歯科・矯正歯科|稲城市・稲城長沼駅の歯医者

保険外診療と保険診療の違い

こんにちは!

稲城市、大丸地区、JR稲城長沼駅より徒歩5分、京王線稲城駅より徒歩13分

稲城にじいろ歯科・矯正歯科です。

 

今回は保険治療と保険外治療(自費治療)に関してお話していきます。

長い文面のため見ると眠くなるかもしれませんが、

御自身のお口や全身の健康に興味のある方はぜひ御目通しをいただけると非常にうれしいです✨✨

 

自費の治療は保険治療に比べて高額であるためか、

“金儲けのために行われるんでしょう?”

と以前言われたことがあります💧

それは、おそらく自費の利点と欠点を歯科医院が十分に説明していないことが主な理由なのではないかと思います。

あるいはどこかで過去に不適切な治療を受けたり、そのような情報を取得してきたかだと思われます。

そのような状態は患者さんにとっても損をしている可能性があるため、ほとんどの場合においてやはり適切に説明と相談を行う必要があります。

 

【当院の方針】

当院では自費の治療と保険の治療に関して、メリットとデメリットを治療前に説明します。

詳しくは後述しますが、患者さんにとって非常にメリットが大きいため、ほとんどの方にお話しをしています。

自費の材料を使うべきではない場合にももちろん、使うべきではない理由を含めて説明します。

もし自費の治療を希望される場合でも、行うべきではないと判断したらお勧めはしません

 

【自費の特徴】

一言に自費といっても、治療法や材料など様々な種類があるため、一概にその特徴を表すのは困難です。

例えば矯正もインプラントも基本的には自費の治療ですが、目的も治療法も全く異なります。

そのため、ここでは比較的頻度の高い被せ物の治療を例にお話しさせていただきます。

 

利点

・治療に時間をかけられる

自費は保険よりも価格が非常に高いです。そもそもの材料費や技工料が高いのもありますが、保証制度もあり責任も増すためです。

しかし値段が高いということは治療にかけることができる時間を長くできるということでもあります✨

たとえば、1本の虫歯治療に1時間かけた場合、保険だとまず赤字になり、歯科医院は倒産してしまいます💧💧

自費で高い料金をいただいていれば大きな黒字とまではいかずともいくらか倒産を免れることはできます。

 

・治療精度が高くなる

上でも治療に時間がかけられると書きましたが、それは治療の質が上がることに直結します。

保険の範囲内では時間が限られますが、自費では時間に余裕があるため細部まで丁寧に治療を行うことができます✨✨

虫歯の取り残しを失くすのはもちろん、歯を削って細かく調整して被せ物が長持ちする形態にすることができます。

また型取りの方法も保険とは異なり、より精度を上げるために変形の少ない材料を使用します。

 

・材料の性状が優れている

保険では使える材料が限られています。

自費で使う材料は基本的に汚れがつきにくく、虫歯や歯周病のリスクを下げることができます✨

また、見た目もきれいで着色等の劣化を起こしにくく、摩耗もしにくいです✨✨

そのため、自費の治療はその歯の寿命を延ばすことにつながります✨✨✨

 

・(生涯的な医療費を節約できる可能性がある)

この項目を括弧書きにして可能性と書いたのは、少なくとも私の知る限りでは、自費の治療と生涯医療費についての直接的にかかわりのある十分なデータを示す論文がみつからないからです。

なので、この項目は現状から推察される内容であり、あくまでも論文として発表されているわけではないです💧

しかし、それぞれ単独で見ると十分に根拠はあります!!

上記で述べた通り、自費の治療は歯の寿命を延ばすことにつながります💖

①虫歯や歯周病になると様々な全身疾患を誘発してしまいます

②歯の数が減ると、認知症にかかりやすくなることが知られています

③要介護となる疾患の半分以上は歯周病により誘発されることがある疾患です

④歯がなくなると生涯医療費が高くなります

ここで書いた①~④に関しては既にデータは報告されており、各種企業や大学の研究および厚労省の健康調査でも十分に結果がでています。

現状、それぞれ単独でみれば十分にデータはあるのですが、一連の流れをまとめた論文をみつけることができなかったためあくまでも推察としています。

 

自費治療を行う✨

→保険治療と比較して歯の寿命を延ばす✨✨

→歯を失うことにより発症する全身疾患の予防✨✨✨

→生涯医療費削減💰💰

といった一連の流れですね。

 

欠点

・高額である

保険の被せ物は削って型取りをして被せ物を装着するという流れすべてを含めると

6,0009,000円(部位や方法による)です。

当院では自費の被せ物は50,000110,000円(税抜き)です。

そのため、支払い額としては最大で約100,000円高くなってしまいます💧

ただし、利点の項目でも記述した通り、自費により歯を長持ちさせることができればそれ以上に生涯医療費を節約することができる可能性があるため、トータルでみれば医療費は保険治療よりも安くなることがあります💵💵💵

 

・治療時間が長くなる

保険治療では30分程度で終わらないと歯科医院が倒産します💧

自費診療では60分かけることができます✨

患者さんに健康になってもらうために、我々は自分たちの仕事に責任と自信をもって最大限に努力します🔥🔥

そのためにできるだけ丁寧に治療を行いたいので、1回あたりの治療時間がどうしても長くなってしまいます

1時間治療を受けることを負担に感じてしまう可能性があります。

しかしこれに関しても、保険治療では虫歯の再発により被せ物を外さないといけなくなる場合が多いですが、自費治療では虫歯の再発や歯周病罹患のリスクを下げられるため、長期的にみれば結局のところ一つの歯にかける治療時間は短くなると考えられます✨✨

また、歯を残すことは生涯で病院に通う回数を減らすことにもつながるため、歯科医院以外の医療機関に通う時間も減らすことができると考えられます。

 

 

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

だいぶ長くなってしまったので、眠くなったかと思います💤💤

最後まで読んでいただけた方が一人でもいらっしゃったら非常にうれしいです💛

そして、自費治療が皆様の選択肢の一つに入るよう、頭の片隅にでも留めておいていただけたらありがたいです✨✨

 

実際の診療の場でも説明はしますが、ここではより細かく書かせてもらっています。

保険治療に比べ、自費治療が優れている点は非常に多くお口だけでなく全身の疾患を予防することも期待できます。

そして、欠点もありますが、あくまでも一時的なものです。

生涯単位でみたらそれはむしろ利点になると思われます。

 

繰り返しにはなりますが、当院では自費治療を行うべきではない場合には、自費の治療をお勧めしません

極端な例だと、抜歯しなければならない歯に自費の被せ物を勧めたりはしません。

あるいは、根っこの先に膿が溜まっていたり、根っこが割れたりしている歯に対して自費の被せ物は勧めません。

また、歯周病治療ができていない方にインプラントやジルコニア等の自費治療は勧めません。

 

患者さんの状態をできるだけ詳しく診査させてもらい、

これらの治療を行っても問題がないと判断ができ、

メリットが十分得られる場合に、

説明と納得を得られた上でこれらの治療を行います。

 

 

今回は長くなってしまったため、より具体的な材料の違いは次回書きたいと思います。

もし興味がありましたら気軽にお声かけください✨✨

できるだけ希望に沿って治療を進めて参ります。