材料は経時的に劣化します|稲城にじいろ歯科・矯正歯科|稲城市・稲城長沼駅の歯医者

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材料は経時的に劣化します|稲城にじいろ歯科・矯正歯科|稲城市・稲城長沼駅の歯医者

材料は経時的に劣化します

こんにちは!

稲城市、大丸地区、JR南武線稲城長沼駅より徒歩5分、京王線稲城駅より徒歩13分

稲城にじいろ歯科・矯正歯科です。

 

今回は詰め物が古くなった症例について書きます。

 

物質は経時的に劣化します

世の中のほとんどのものは経時的に劣化してきます。

虫歯治療で使う材料ももちろん劣化してしまいます。

 

材料の劣化速度は個人差があります

お口の中は材料にとってきびしい条件です。

酸性度や湿度や温度といった性情変化が大きく、さらに食事や会話によって圧力も加わります。

そのため、条件が悪い場合は2年程度で外れてしまうことがあります。

逆に長持ちする場合は詰め物でも10年以上、被せ物では40年以上もつこともあります。

 

修復物で歯を守る

”虫歯を繰り返すなら治療しなくていい”と患者さんに言われたことがあります。

しかし、治療しないと虫歯はどんどん進行してしまい、痛みが出たり、歯としての機能を失うことになります。

治療することによってその進行を抑え、修復することで歯を刺激から守ることができます。

 

また、虫歯に限らず、知覚過敏の症状を抑えることができる場合もあります。

歯ブラシや噛む力によって歯が削れないように材料が歯を守ってくれます。

 

この下からは実際の古くなった詰め物の例を載せます。

苦手な方は見ないよう気を付けてください。

 

 

治療例

治療前

詰め物が古くなり、色が変わり、剥がれてしまっています。

隙間からは細菌が入り、内部で虫歯ができています。

それなりに神経まで近くなっていますが、慢性的に進んでいるためか痛みはありません。

 

治療後

古い詰め物と虫歯を除去し、新しい詰め物をくっつけました。

虫歯が歯茎の中まで到達していたため、

段差ができないように歯茎の中で材料と歯の境目をきれいにしています。

段差があると細菌が付着しやすく、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。

 

治療前後の比較

 

治療した箇所を緑色の丸で示します

画質が悪いですが、きれいに詰め物が入っていることが確認できます。

細かい器具で境目を触ってみて、

つるつるで段差がないことを確認できたら治療終了です。

 

虫歯の治療を行ったとしても、時間が経てば材料は劣化して、再発することがあります。

・最近、詰め物の色が変わってきた

・昔、奥歯の治療をした

・鏡で見えないから治療箇所が心配

・最近歯医者に行っていない

 

以前行った治療のその後が気になる方はぜひ気軽に御相談ください♪