矯正治療で健康長寿かつ美しく
こんにちは!
稲城市、大丸地区、JR南武線稲城長沼駅より徒歩5分、京王線稲城駅より徒歩13分
稲城にじいろ歯科・矯正歯科です。
今回は上顎前突、反対咬合、過蓋咬合、開咬と呼ばれる不正咬合についてお話していきます。
以前にも不正咬合について簡単にまとめさせていただいたのですが、今回はこの4つを特に注意すべき不正咬合として知ってもらいたいと思います。
まずは、それぞれがどのような歯並びなのか簡単に書きます♪
上顎前突
反対咬合
過蓋咬合
開咬
なぜこれらが注意すべきなのか
数ある不正咬合のなかでこの4つを選んだ理由ですが、この4つにはある共通点があります。
それは、奥歯に負担がかかってしまい、早い段階で歯を支える骨が失われてしまったり、破折してしまうからです。
私の個人的な経験ですが、このようなかみ合わせの方は、多くの場合40~50歳ぐらいで歯が抜けてしまっています。
あるいは、抜かないといけない状態になってしまいます。
個人的な体感で済めばよかったのですが、実際に研究結果がありますので、こちらにも触れていきます。
8020運動
8020という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは、厚労省と日本歯科医師会が“80歳で20本の歯を残す”という目標を掲げた健康増進運動のことです。
この8020達成者に対して東京歯科大学と文京区歯科医師会はある調査を行いました。
達成者の歯並びや疾患の治療状況等についての調査です。
その中に興味深いデータがありました。
上の前歯と下の前歯に関して、前後的および垂直的位置関係を調査してあります。
以下にその数値を載せます。
|
正常 |
上顎前突 |
反対咬合 |
前後的位置関係 |
84.6% |
15.4% |
0 |
|
正常 |
過蓋咬合 |
開咬 |
垂直的位置関係 |
86.5% |
13.5% |
0 |
出典:【Dental Prescale®を用いた8020達成者の咬合調査】 東京歯科大学
達成者のうちの振り分けをパーセンテージで示しています。
結果をまとめると
・8020達成者のほとんどが正常な歯並びであった
・上顎前突や過蓋咬合の人はわずかであった
・反対咬合や開咬の人は一人もいなかった
言い換えると
・反対咬合や開咬の人は80歳まで歯を20本残すことができません
・上顎前突や過蓋咬合の人のほとんどが80歳まで歯を20本残すことができません
少し前の研究なので、今は変わってきているかもしれませんが・・・
こんなこと、自分で書いてて嫌な気分になります💧
このためにこれらの咬合の方は気にしていただきたいのです💧💧
しかし、それがわかっているからこそ対策も立てられます✨✨
知らなければ、歯を残すことができません!!
知っているからこそ、歯を残すことができるようになります!!!
矯正治療により不正咬合を直せば、歯を残せます
そのままでは抜けるのを待つだけですが、積極的に治療することで何とかなります✨✨
破折や歯周病による疼痛を予防でき、歯を残すことで食事もできるようにお口の機能を維持できます。
ついでに言うと、この研究では8020達成者は咬合力が若い成人とほぼかわらないこともわかっています💖
叢生の割合も低く、やはり多くの方は問題のない正常な歯並びをしていました。
矯正治療は初期費用が大きくかかってしまうため躊躇してしまいます💧
しかし、歯が抜けることにより生涯医療費が多くかかることは証明されています。
そのため、初期費用はかかるもののトータルでみれば決して高いものではありません✨
むしろそれ以上に歯が残ることによるメリットが多いです💖
矯正治療のメリット
矯正治療は決して見た目が良くなるだけではありません。
身体の機能を維持するためにも重要な役割を果たします💖
歯並びが良くなることで咬合力のコントロールがしやすくなります。
また、歯磨きもしやすくなり、汚れを取りやすくなります。
歯が抜けるのを予防できれば欠損補綴(入れ歯、ブリッジ、インプラント)を行わなくてすむようになります。
ちなみに、実は歯周病の治療でも矯正治療が必須の場面があります。
わかりやすくするために箇条書きすると
・虫歯を予防しやすくなる
・歯周病を予防しやすくなる
・過剰な力を抑制できる
・歯の破折を防ぎやすくなる
・年齢を重ねても食事の機能を維持できる
・食機能維持ができるため栄養を取りやすい
・栄養を摂れるため疾患を予防でき健康を維持しやすい
・見た目が美しくなる
・着色を取りやすくなる
◆歯科疾患を予防したい方
◆きれいな歯並びになりたい方
◆歯を抜きたくない方
◆入れ歯を付けたくない方
◆子どもの歯並びが気になる方
ちょっとでも興味が湧いてきた方はどうぞ気軽に御相談ください♪