小児歯科
小児歯科
小児歯科は成長発育期にあるお子さまのむし歯や歯肉炎の予防や治療などを専門に行う診療科です。 お子さまのお口の中は、年齢によって大きく変化します。
| 生後約6カ月頃 | 乳歯の生えはじめ |
|---|---|
| 3歳頃 | 乳歯列完（約20本） |
| 6歳頃 | 永久歯への生え変わり開始 |
| 13~15歳頃 | 永久歯列完成（約28本） |
お子さまの成長を視野に入れ、それぞれのステージに対応した治療計画を立て、健康的な歯やお口の状態へ導いていくのが小児歯科の大きな特徴です。
このようなお悩みや症状がありましたらぜひご相談ください。
お子さまのお口の健康は長い目で見ていくことが大切です。ぜひ私たちと一緒にお子さまのお口の中を守っていきましょう！
当院では、0歳から始める口腔育成を取り入れております。
口腔育成とは、お口の機能を正しく健康に育てることを言います。お口には、「食べる」、「話す」、「呼吸する」という生きるために必要な機能が備わっています。
これらの機能は、自然と身につくと思われがちですが、正しく健康的な発達のためには、周りの大人のサポートも必要になります。
定期的な検診時に、口腔機能のチェックを行い、正常な発達の妨げになるような生活習慣を見つけて、それに対応したアドバイスやトレーニングを行っております。
お子さまの口腔機能チェック項目
1つでも当てはまるものがあると、全身の成長や歯並び、かみ合わせに悪影響が出てしまう場合があるため、ぜひご相談ください。
定期検診では、口腔機能のチェックに加えて、むし歯や歯肉炎の予防・治療、歯並び・かみ合わせのチェックも行っております。
乳歯は永久歯よりも柔らかいため、むし歯になりやすく、痛みなどの自覚症状もほとんどない状態で急速に進行します。歯の溝の奥や歯と歯の間から無症状で進行することもあり、外からではほとんど気づかないこともあります。また、乳歯がむし歯になると、口の中でむし歯菌が増え、新しい永久歯もむし歯になりやすくなります。
幼少期のうちから歯みがきの習慣をつけることはとても大切です。
むし歯予防のための正しい歯みがきの仕方を歯ブラシの持ち方からお子さまや仕上げ磨きを担当する保護者の方にアドバイスさせていただき、一緒に練習を行っていきます。
乳歯や生えたての永久歯は、まだ脆弱なため、歯の表面にフッ化物を塗布することにより、唾液中にあるミネラルを取り込みやすくすることで、再石灰化を促進します。フッ素塗布によるむし歯予防は、乳歯が生え始める1歳前後から始め、3~4カ月に1回程度、定期的に継続するのがおすすめです。
シーラントはむし歯になるリスクが高い奥歯の溝を、歯科用プラスチックで塞ぎ、汚れがたまらないように処置する治療です。歯を削らずに行えるため、痛みなく治療できます。
1日6g以上のキシリトールを摂取すると、むし歯リスクが下がることが分かっています。
当院では、キシリトール配合のお菓子やタブレットなども扱っております。
歯の再石灰化を促進する作用があります。
フッ素とリン酸カルシウムが配合されている歯磨き粉があるので、むし歯リスクの高い方、初期むし歯がある方におススメです。
歯肉炎とは、細菌のかたまりである歯垢が引き起こす歯肉の炎症で、腫れたり、出血しやすくなったりする状態をいいます。
歯肉炎と診断されたとしても、正しく歯みがきをして、定期的なクリーニングなどを受け、しっかりケアをすれば多くの場合改善します。当院では、みがき残しを赤く染めだし、正しいブラッシング方法での歯磨き練習やフロスの使い方の練習も行っております。
当院では、お子さまが自分から行きたくなるような歯科医院をめざしています。スタッフ一同で、お子さまが楽しみながら定期的に治療を受けてもらえるような工夫をしています。
定期的に通院していただく中で、お子さまの健全な発育・発達をサポートしてまいります。